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2025/05/04

あずみ

江戸時代初期、泰平の世を築くため小幡月斎は戦で親を失った子供たち10人を集め、内乱の芽を摘み取る暗殺集団へと育てた。
修行を終え、任務に立つ朝、月斎は子供たちに仲の良い二人組で組むように言った。そして殺しあえと言った。
厳しい任務を遂行するには非情な人間になること。
そのための最初の試練として一番仲の良い友を殺さねばならない。
眉一つ動かさず友を斬る者。涙ながらに刀を振り回す者。
そうしてその場には五人だけが残り、月斎の後を追い、任務へと旅立った。



これが映画「あずみ」の冒頭のシーン。
初めて観たときはときはまだ小学生だったので、あまりの残酷さにショックを受けつつも物語に引き込まれていったのを覚えている。

やむにやまれず友と戦うハメになってしまう。そんな時代もあったのだなあと目をそらしてはいけない。現代でも十分起こりうる。しかも私たちのすぐそばで…。



工学部の一部の学科の学生は木曜日の3・4校時目に健康・スポーツAがある。今日行われた第一回目の授業は、第一体育館に集まって今後自分たちがするスポーツの種目を決めるという内容。種目はバスケ、バレー、ソフトボールなど様々で、一番人気は気軽にできるバドミントン。

それぞれの種目には担当の先生がいて、その人のもとに集まることで種目を選択する形になっている。種目にはそれぞれ定員が40人ほどに決められており、それを超えるとほかの種目に移される。定員に収まっているかどうか確認するために学生は4人ずつの列に並ばされ数えられる。

ほとんどの所はうまく定員に収まったけど、一番人気のバドミントンはそうはいかなかった。定員より大幅に多く、自分から動く人がほとんどいないためじゃんけんで決めることになった。

50人近くが一斉にじゃんけんなど非効率的にもほどがあるだろうと思っていたら、なんと先生が横に並んだ4人で先にじゃんけんをして、負けた人たちでもう一度じゃんけんをしろと言ってきた。


そんな!あんまりだ!
選択式の授業だから横に並んだ4人は、前から示し合わせていた友達同士の可能性が高いじゃないか。
その中で勝敗を決めるというのはひどすぎる!

「あずみ」とそっくりだ。
好きな種目をとるためにやむにやまれず友と戦うなんて、「あずみ」とそっくりじゃないか。
陰惨な過去をまた繰り返してるではないか。

ほら見ろ。
負けた人の作り笑いが痛々しい。
これから一人ぼっちで人気のない種目をやるハメになるんだ。
かわいそうで仕方がない。


時代が変わっても、友に刃を向けるという不条理は起こりうるということ。
それを知れたことで私たちはまたひとつ強くなれたであろう。

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2015/04/16 未選択 Comment(0)

ボーイッシュ

【ボーイッシュ】
意味:女性の服装や髪型が少年のようであるさま。少年風。


女性の見た目を形容するためのこの言葉。
主に連想される芸能人にはこの2人がいる。

堀北真希



本田翼



確かに髪型がショートだったり服装がカジュアルだったりして少年っぽさは出ている。ファッションにおいてのボーイッシュとしては成立している。


しかし、まだ甘い。
真のボーイッシュには程遠い。
本物はファッションというひとつのカテゴリーには収まらない。
それは話し方であったり
雰囲気であったり
生き様であったり。


そんな真のボーイッシュに当てはまる人がひとりいる。
それは沢木ルカ





なんて男前なんだ。これで女の子だというのだからすごい。最近のナヨナヨした男共よりずっと男らしい。





沢木ルカは1997年生まれの女優で、赤い糸や仮面ライダーの劇場版などに出演した。男の子の役が多いことでも有名。残念ながら今は活動を休止している。





画像は「プリンセス・トヨトミ」という映画に女子中学生の橋場茶子役で出演したときのもの。舞台が大阪なので荒っぽい関西弁を話していた。登場人物の中に女の子になりたい願望を持つ男子中学生の真田大輔がおり、男勝りな性格の橋場茶子をうまく対比させ、際立たせていた。





ここまでくるとおれが沢木ルカの熱烈なファンみたいにみえるけど、そういうわけではない。
ただ、ボーイッシュとはなんたるかを説明するために沢木ルカを持ち出しただけ。

決してそういうわけではない。




決して。










ちなみに黒島結菜もなかなかにボーイッシュ。
別に熱烈なファンじゃないけど。





別に。

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2015/04/10 未選択 Comment(0)

日本酒好きには

今日は下宿の新入生歓迎会があった。
場所は駅前の居酒屋。

これから忙しくなるということで、早めに開かれた新歓。下宿の人たち全員と顔を合わせるのは初めてで、自己紹介もすませた。
その話の流れで分かったが下宿に住む学生11人中、6人が浪人経験者。偶然とはいえなかなか多い。

乾杯したあと、関西弁の先輩が日本酒を頼んだ。大好きなんだとはしゃいでいた。
新入生はまだ未成年なのでお酒は飲めない。
ぐいぐい勧められると思った分、少し拍子抜け。優しい先輩達だ。
他の新歓ではこうはならないという忠告も受ける。覚悟せねば。

新歓の費用はすべて大家さんがもってくれるので、少し気が引けたが、結局たくさん頼んだ。腹が膨れてきたあたりで関西弁の先輩の様子をみると、顔を真っ赤にして潰れていた。
日本酒好きと言っておきながらとても弱い。
本人は東北人の酒の強さには敵わないなど論点のずれたことを言いながら、そのまま寝てしまった。


下宿の最年長である4年生の先輩から色々ありがたいお話を聞けたが、1番ためになったのは「日本酒好きにはロクなやつがいない」という話だった。

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2015/04/05 未選択 Comment(0)

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